ポンコツ編集者の十五夜日記

マグレで出版社に編集者として入職してしまったポンコツの趣味と仕事と趣味の日記

アラジン(吹替版)

人というのは単純なもので,休止していても再開するところっと習慣にしたりします。

そうです,映画の趣味が復活しました。

 

今回はミーハー女子らしく(ミーハーではあまり無いんですが),アラジンを観ました。

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映像が非常に美しいので映画館向き
普段は一人映画が基本なのですが,今回は話題作ということで,数少ない友人のうちの一人が同行してくれました。
友人きっての希望で吹替を鑑賞。多分今月中に字幕を一人で見に行きます。
 
あらすじについてはご存知の通りだと思うので,私的吹替の感想をば。
 
今回のジャスミン役はミュージカル界で若きエースとしてご活躍されている木下晴香さん。
木下さんは弱冠20歳で今回の大役を勝ち取るわけですが,当然の如く”歌が上手い”
上手いとかの話じゃない,めちゃくちゃに上手い!!
歌だけじゃないですよ,声での演技も非常にお上手で”さすがミュージカルだなあ”と思いました。
 
アラジン役の中村倫也さんですが,私としてはもうちょっといい人がいたんじゃないかな……という気持ちです。
アラジンの常に飄々としている感じと中村さんの声は非常に相性が良いと思いますが,
焦るシーンや危機的なシーンでの声が同じなので,”えっ?お前本当にやばいと思ってる???死ぬぞ???”みたいな気持ちになります。
歌は上手なんだな,と思いました。仕方ないことなんだとは思いますが(歌が本業ではないので),声量がなく「ホール・ニュー・ワールド」のような見せ場の歌では木下さんに声量が負けてしまって,せっかく上手なのに残念だな,という印象です。
 
あと,ジャファー役の北村一輝さんはいい意味でも悪い意味でも最初から最後まで北村一輝さんでした。
てか,ジャファー役の俳優さんイケメンすぎじゃないですか??これ絶対良い奴の顔じゃん。と思いながら観ていたのですが,言うことは悪い奴のそれなので,”ダメな男に引っかかる女”みたいな気持ちにさせられます。なんだろう 覚えがあるな この気持ち。

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ほらかっこいいもん,攻められたい
 
まあ,あとは,安定の山寺さんでした。
やっぱりジーニーはね,山寺さんじゃないと!序盤からの登場にディズニー映画で育った私,大興奮でした。
 
音楽が現代風に変わっていて,今までのアラジンとは一味違うものになっていました。
あとは,ジャスミンの”自立心”の向上が見られた点がとても好印象でした。
ジャスミンはアニメ版でも自立心の強い女性でしたが,今回は「私が女王になる」と言い出します。おばさんびっくりしちゃうわ,こんなことになるなんて。
現代の女性はアニメ版のときの女性よりも社会進出が進み,自分で考えて行動する,誰にも縛られない個としての存在として認知されはじめています。ジャスミンは女性で王の一人娘,結婚しても自らの手で国を治めることのできない存在です。
しかし,ジャスミンは自分が王になることを熱望。「よくわからない奴に任せるくらいなら私が治める」と直談判します。
結果,ジャファーの失脚によりジャスミンは王となるのですが,これは新しいなあ,と思いながら観ていました。
仕事頑張ろ,って思えます。おすすめ
 
あとびっくりしたのは,ダンサーのキレ
”こんなに腰のキレ必要?”ってくらいにキレキレのダンサーさんが多数出現します。
その点もお楽しみに。
 
結果,楽しいアラジン