女王陛下のお気に入り
ついに始まってしまった新年度
弊社では4月1日から新入社員が社長をキレさせる不運な幕開けだった
さて、一人暮らしを始めて半年ほど経った頃から趣味の再開した
今までの趣味といえば、読書、旅行、美術館巡り、映画である
美術館は好きなテーマがあれば出かけるんだが映画はなんとなく始められていなかった
最近はかなりハイペースで観ているので、記録に残そうかと思った
まず一本目は「女王陛下のお気に入り」
これはアカデミー賞を獲ったことでロングラン上映となった
ストーリーはかなり単純で、女王に仕える2人の女性が"どちらが気に入られるか"で競うものである
「ララランド」の好演で一躍スターとなったエマストーンがエグいくらい強かで悪い女なのである
この映画の良いところはストーリーではない(というとかなり語弊があるが実際にそう)
時代物の楽しみといえば衣装だが、この映画の衣装とインテリア、音楽は素晴らしいと思う
ストーリーの単調さに少々飽き飽きするが、エマストーンの美貌と美術の素晴らしさで見る価値が急に上がる
最終的に競い合っていた女性の"どちらか"が国外追放になるのだが、わがままな女王陛下に仕えるのが幸せなのか、国外で家族とのんびり過ごすのが幸せなのか……
名誉をかけて競っていたはずなのに名誉が幸せとは限らない
社内でも立場を得る、または守ろうとして蔑めたりしなかったりする
自分の自由をとるのか、"誰か"に仕えて縛られることをとるのか
どっちが幸せなんだろうか