ポンコツ編集者の十五夜日記

マグレで出版社に編集者として入職してしまったポンコツの趣味と仕事と趣味の日記

三浦しをん 『天上の飲み物』

竹富島で読んだ本(電子書籍は本と呼べるんだろうか)

 

三浦しをんさんと言えば実写化された『舟を編む』や『風が強く吹いている』が有名で読んだことあるよーって人が多いと思う

 

最近私はKindleを手に入れた

10月から一人暮らしを始めて今まで以上に本を置くスペースが少なくなって泣く泣く"電子書籍"の門戸を叩いた

電子書籍にはどうしても漫画のイメージがあって小説などを読むにはどうかな〜〜と思ったが意外に便利

ただ"目当ての本"がある場合なら

 

私はかなり衝動買いするタイプなので本屋をぐるぐる歩きながらポイポイカゴに入れるタイプ

だから電子書籍のあの検索とかの感じがなんとも慣れない

多分しばらくは本屋で気になったタイトルをKindleで買うことになりそう(良い検索の仕方あれば教えてください)

 

さて、話を戻して

今回の『天上の飲み物』は電子書籍限定の短編小説である

 

え?もうすでに電子書籍の恩恵にあずかってるって??いやまぁたまたまだよ

 

この話はお酒が好きな人、向けかもしれない

主人公はヴァンパイヤ🧛‍♂️

 

大丈夫、ファンタジーではない

世俗で暮らすヴァンパイヤがただひたすらにワインへの愛を語るだけの話である

 

でもヴァンパイヤからみた人間の、なんと小さきことで悩んでることよ……!

このヴァンパイヤ、驚くことに人間の彼女がいるんだが、その彼女の悩みが「あーーー!あるある!!!」みたいなものばかり

それを"小さきことよ……"と思いながらも突き放せない心優しいヴァンパイヤ

 

彼が彼女の悩みを聞きながらワインを飲み、彼女をヴァンパイヤの種族に入れるか悩んでいく

普通に考えれば"入れてやれよ"と思うものの、ヴァンパイヤにもヴァンパイヤの悩みがある……

 

あんまり書くとネタバレになるし、入浴中でのぼせてきたのでもうお暇するが、"もし私が人間じゃなかったら、人間を見てどう思うかな〜〜"と思いを馳せながら赤ワインを嗜みたい一冊だった

てか、『吾輩は猫である』に似てるよね

それだけ

 

 

 

竹富島ひとり旅

ブルネイ旅には全然引き続かないが、2月の三連休を使って(あと有給ね)沖縄県の離島"竹富島"に行ってきた。

 

竹富島を選んだ理由は

・人とあまり触れ合わなくていい

・暖かいけど花粉がない

・車が運転できない私にぴったりのサイズ感

 

に合致したから。

 

3泊4日ずーーーーーっと海にいた

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海でのんびりして、ソーキそば食べて

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そしてまた海に行くf:id:misaki_moonbook:20190310212310j:image

 

竹富島のメジャー移動ツールは自転車なんだけど、私は歩くのが好きだし、なにより時間は有り余るほどあるので徒歩

 

徒歩だとこんなのも見つかる

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竹富島は、というより離島はなのかもしれないけど(私が前行った香川の離島もそうだった)猫が多い、そしてみんな人馴れしてる、しまくってる。

 

だから海辺で微動だにせず本を読んでいると、隣に失礼される

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竹富島では本を読んだし、帰ってきてからは急に映画を見るようになったので、それについては後の記事で(ちゃんと書く布石)

 

猫の写真ばっかりあげて目が痒くなってきたので(動物アレルギー)、街並みを。

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竹富島は"古き良き沖縄"の建築ばかりでちゃんと沖縄したいひと(?)には最適だと思う。ただし、夜は街灯がほぼ無いので一人で歩くのは怖い

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でも安心してほしいのは、私みたいなデパートでトイレどっちから入ったからわかんなくなって迷うような人間でもわかりやすいまーーーーっすぐの道ばかりだということ。

旅先でしかも田舎で迷子って本当に落ち込むから。クアラルンプール空港で迷子になった時も落ち込んだけど。

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オススメのお店とか、なんかそういうのはほかのやつ見て貰った方が良いと思うけど、私はとにかく竹富島の写真だけをあげるおばさんになる。

 

 

ブルネイ大紀行

かれこれなんだかんだと言っている間にこんなに時間が経ってしまった。

 

時間というものはひどく残酷で、「毎日とかは無理だけどこまめに更新するぞ」と誓った私の気持ちをあっという間に風化させてしまう。

 

今日こそは絶対にブルネイ旅行を完結させようと息を巻いている。深夜2時を超えた。

 

さて、ブルネイには皆さんどのようなイメージをお持ちだろうか。

「いやまずブルネイ自体を知らねえ」そんな人も多いと思う。

 

詳しい地図とか、国土面積とか、なんかそういうのはグーグル先生にお任せして、私はブルネイ国内の話をしようと思う。

一応言っておくと、ブルネイインドネシアの近くで島の端っこに構える国である。(確かそう、『地球の歩き方』に書いてあった)

 

ブルネイイスラム国家で(別にテロとかはない)、ありとあらゆるところにモスクがあり、観光名所はモスクか国王の家(断食明けの3日間だけ中に入れる)である。

 

もちろん今回の旅の目的はモスクであったので、到着初日からモスクへ向かった。

ブルネイには大小さまざまなモスクが混在しているが、このこじんまりしたモスクと、

これはiPhoneのCM風写真と

こちらが夜の様子。

ブルネイは基本的にお金があるので(資源国だからね)、宗教施設がライトアップします。

観光客は決められた時間しか入れないので、その時間以外に来てしまった場合はゆびを咥えてみているしかない。

ここが西洋などにある教会とは違うところ。宗教的な意識の違いかもしれない。

 

完全な私の偏見ではあるんだけど、イスラム教よりもキリスト教の方がなぜか異教徒にもぐいぐいくる。それは世界で広く知られ、多くの信者を持つ自分たちの宗教に対するプライドなのかはわからないけど。

誤解を招かないように言うと、イスラム教だって決して外への宗教活動が盛んでなかったわけではなくて、それなりに侵略もしてきたし、異教徒を迫害だってしてきた。

 

はなしを戻してブルネイのモスクである。

写真をさかのぼるのがだいぶしんどい年ごろになってきたので、ブルネイの話は今回限りにしたい。

それゆえ、写真が多くなる。

 

これがブルネ最大のモスク。

ここには入れなかったので外観だけの感想しかないが、連れて行ってくれたタクシーの運転手は客をほっといて祈りをささげていた。

 

今回の旅は4日間だったのだが、前半が一人旅、後半が友人との2人旅であった。

友人の飛行機の関係で突如発生した一人旅であったが、自由というのは人を大きくさせる。もともと物怖じしない性格もあり、タクシーを乗り回し、縦横無尽にブルネイを駆け抜けていた。

 

日本人は少なく、女性の一人歩きも少ない。「もしかして危ない?」と思ったが、特に怖い思いはしなかった。ただし、街灯がびっくりするほどないので、夜は出歩かない方がいい。

 

また、どこにでも徒歩で行く私が苦労したのはブルネイの車社会だった。

ブルネイは近年誕生した国家であるし、「車を持っていること」を前提とした国造りがなされている印象であった。

 

タクシー代も距離によって決まっているとはいえ1日乗ればかなり費用もかさむので、

観光地の近くのホテルを予約することをお勧めする。

 

しばらくは海外に行く予定がないので、旅行日記といえど国内のものが多くなるが、

社畜の少ない休暇のレポを読んでいただければ幸いだ。

 

今後はこまめに更新します(来年の目標かな)

クアラルンプール空港トランジット

知らない間に夏が終わっていた!

 

ので、夏の思い出(夏休み旅行記)を書こうと思う。

端的に述べると

8月の7日から3泊4日でブルネイに行ってきた🇧🇳

ブルネイがどの辺にあり、何があるのかについては次回に回すとして、今回は私が本当に困った【クアラルンプール空港での乗り換え】についてお話する。

 

これから述べることは2018年のことです。悪しからず。

クアラルンプール空港と言えば比較的新しく、乗り換えのお客さんも多いハブ空港のイメージが凄くあると思う。ちなみに私もあったし、実際そうだった。

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ただし、乗り換えがこなれてないと少し面倒だった。

まず日本からブルネイに行くのに一括チェックインが出来なかったので、朝6時にクアラルンプールに着いた私はまずここからブルネイまでのチケットを手に入れる必要があった。

 

ちなみにフライトは12時だったので、かなり時間がある。ネット検索の結果2時間30分前にはチェックインできるとの事だったのでまずはチェックインカウンターを探す旅に出ることにした(まずここがおかしい)

 

クアラルンプールにはターミナルが2つあるんだけど、チケットカウンターはそれぞれ1箇所しかない。フライト情報がディスプレイに表示されてどっちのターミナルから乗るか判明したらまずはそのターミナルに向かう、でチケットカウンター(マレーシア航空の大きいカウンターが目印)に「〇〇時のフライトなんだけど何時にカウンター開く?」って聞く!!そしてその時間まで待つ!!!

 

日本みたいに航空会社ごとに窓口が分かれてるわけじゃなくて、マレーシア航空以外はいっしょくたんになっているから注意すると吉!私はもれなくテンパった。

 

海外だけじゃなく、日本でもテンパったり、どうしよう……?ってなった時におススメなのは

「食べる」

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まぁなんか食べれば心が落ち着く

魚を釣る

開設から異例の放置を経て、本日に至っています。

 

金曜の夜、校了後のハイテンションのまま向かったのが、新宿の"ざうお"。

かなり知ってる人が多くてびっくりしているんだが、いけすに泳いでいる魚を自分で釣れて、食べられるシステムのお店。

もちろん「お魚さん釣れな〜い🐠」なんて淑女と紳士のために、注文も受け付けているので安心。

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お魚さんにかかれば弊社の社員の顔も子供のようである。

 

ちなみに私は穴子を釣ったのであまり見かけないお造りにしてみた(釣った魚の調理法も選べる)。

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これ、炙られてるから"お造り過激派"の方が見ると外道なのかもしれないけれど、とても美味しいのでここに限らず、穴子のお造りを食べてみたほうがいい。

 

ちなみに王道天ぷらも食べているので"穴子は天ぷら派"の信徒の皆さんは私を夜道で刺さないでほしい。

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ここまで書くと「あ、こいつ全然釣れてないな??」というのも少なからず感じてもらえてると思う。

御察しの通り、ほぼ釣れてない🎣

大人4人で行って穴子2つとアジ1つ……かなり戦績は悪い。

 

仕事の成績だとしたら即クビなんだが、ここについては言い訳させてほしい。

店員さんによると、餌をよく食べる元気な魚は早々に釣れてしまったそうで、20時に到着した私たちにはそもそも見込みがなかったのである。

今後行く予定の人は是非早い時間に!私の失敗を無駄にせず…

 

ホラー映画でも元気な奴が最初に死ぬ

と覚えて貰えると嬉しい。

 

ここまで書くとあまり楽しくない印象をもつ人もいると思うが、実は超楽しかった!今度は早い時間に……

 

 

 

女の私もしてみむとて、すなり

勢いをつけて、ブログを始めてしまった。

 

ずいぶん昔から(社会人になってから)ずっとブログをしたくて、というのも、文章を書く練習がしたくて。"してみむとてすなり"である。

 

身バレを怖がらずにいうと、私は出版社で編集者をしている。憧れの編集者!キラキラしたのも束の間、己の文章力、レイアウト力、構成力、もう1つの校正力、企画力、インタビュー力の無さに日々恐れおののいているし、恐らく雇用主もそうだろう……今頃「こんなポンコツ採るはずじゃ…!」と目の前のグラスに涙でも注いでいるだろう。

 

ぶっちゃけると、現在の日本社会的には"雇用されたもん勝ち"なので、自己研鑽なんかせずとも年次を積めば偉くはなれるのだが、さすがに本が好きでこの業界に入ったのに、いつまでも「先生の第1号読者です♡」なんてナメた口はきいていられない。なのでアウトプットの場所を作った。これが今回の経緯である。

無論、"十五夜日記"は、かの有名な"十六夜日記"のパクリ(オシャレに言うとオマージュ)である。

 

他の超有名ブロガーとかみたいに「読者のために!」とか「夢を追う若者の為に!」なんてことは言わない。いやだって、私だって夢見る若者だし。

 

まずは何か機会があるたびにアウトプットを目標して、頑張ります。

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